PG 部門が韓国で事業買収
Mycronic AB(マイクロニック、本社:スウェーデン、日本法人:マイクロニックテクノロジーズ株式会社、東京都調布市、代表取締役社長:呉 健治)は本日、パターンジェネレーター(PG)部門が韓国のディスプレイパネル用リペア装置およびディスプレイ・半導体フォトマスク用リペア装置メーカーのCowin DSTと買収に関する合意を締結したことを発表しました。
Cowin DSTは主にディスプレイパネル用リペア装置とディスプレイおよび半導体フォトマスク用レーザーリペア装置を提供しています。近年、ディスプレイと半導体業界を中心に、多様な応用が可能な検査・クリーニング技術の新規開発にも投資してきたCowin DSTの買収は、マイクロニックの専門知識を拡大し、既存の製品ラインナップを強化します。さらに、この買収により、マイクロニックは自社の技術を活かした革新的な製品開発により顧客価値をさらに高めることができる新たな市場と応用分野を開拓することになります。また、Cowin DSTは、半導体とディスプレイの両分野で重要な技術拠点であり既に30年以上の実績があるマイクロニック韓国の事業基盤を強化します。
Cowin DSTは2005年に設立され、従業員は65名で、全員が韓国に在籍しています。2025年の売上高は1000万USドルとなる見込みです。
マイクロニック PG担当上級副社長Charlott Samuelssonのコメント:
「この買収により、ディスプレイ業界と半導体業界において新たな市場機会を開拓する一方で、既存のフォトマスク業界のお客様へのサービス強化を実現します。また、より包括的なソリューションの提供により、お客様の効率性を向上させることも可能です。同時に、Cowin DSTは、拡大されたリソース、先進技術、より広範なグローバルネットワークへのアクセスを獲得し、既存のお客様へのサービス向上と製品ポートフォリオの拡充を推進していきます。」
買収の完了には規制当局の承認が必要であり、完了までに約2〜4か月を要する見込みです。買収が完了すると、Cowin DSTの株式および転換社債(株式保有比率にして79%相当)を取得します。その後、残りの株式を取得するための手続きを開始する予定です。