描画装置の固体式レーザーへのアップグレードを初受注
2023年10月2日 - Mycronic AB(マイクロニック、本社:スウェーデン、日本法人:マイクロニックテクノロジーズ株式会社、東京都調布市、代表取締役社長:呉 健治)は本日、既に据付済みのディスプレイ用フォトマスク描画装置のレーザーをガス式から固体式に交換するアップグレードを株式会社エスケーエレクトロニクスから初受注したことを発表しました。このアップグレードは2年以内に納入予定です。
これまで、マイクロニックのディスプレイ用マスク描画装置はガス式レーザーを搭載していましたが、半導体用マスク描画装置SLXは消費電力がガス式レーザーより約99%少ない固体式レーザーを搭載していました。より大きなディスプレイ用フォトマスクの製造に適した固体式レーザーを見つけることが課題となっていましたが、このたびその解決に至りました。固体式レーザーへの移行は、製品ライフサイクルにおける気候変動への影響を削減することを目標としているマイクロニックにとって重要なステップになりました。
マイクロニック 描画装置担当上級副社長Charlott Samuelssonのコメント:
「今回の固体式レーザーへのアップグレードは、売上高に大きく貢献するものではありませんが、持続可能で気候変動に配慮したエレクトロニクス製造に向けたマイルストーンになります。株式会社エスケーエレクトロニクス様の持続可能な製造業を実現するための取り組みに、気候変動への影響を低減するという形で協力できることを嬉しく思います。」
マイクロニックはディスプレイ製造用および半導体製造用のマスク描画装置を提供しています。